奥出雲前綿屋 鐵泉堂

たたら製鉄と持続可能な社会

薪をキャンプファイヤーの様に組んだところ

本日も5/29~30にかけて行う「田部家のたたら吹き」の準備作業を行っています。今日の作業は炉床と呼ばれる、最終的に鉧(けら)が出来上がる場所(ゆりかごのようなもの)を作ります。

薪をキャンプファイヤーの様に組んで燃やし尽くし灰になったものを更に叩き締めます。

操業中は炉床も大変高温になるので、周辺の水分を除去する役目もあります。

田部家のたたら吹き

たたら製鉄では、写真の通り大量の木材を使用しなければなりません。炉造りに始まり、燃料として木炭も大量に使用します。映画「もののけ姫」では、環境破壊の象徴として描かれました。

しかしながら史実として、奥出雲地域で営まれたたたら製鉄はハゲ山を量産するような事業では決してありませんでした。使用した分の木は、植林して山を再生させるサイクルがあったのです。

狭い国土の日本でそのようなやり方をすれば、すぐに木材は尽きてしまい立ち行かなくなります。

世界に目を向けると、4000年近く前に製鉄が盛んであったとされる中近東で砂漠化が進んでいるのは、製鉄の燃料に使い果たしてしまったからという説もあります。

奥出雲地域が今も自然豊かな土地であることは、たたら製鉄が持続可能な開発であったことを伝える何よりの証ではないでしょうか。

ちなみに「もののけ姫」のラストシーンでは、たたら場は一度崩れてしまいましたが、そこから自然との共存を図るやり方に変えて存続することが示唆されています。

今回のたたら吹きではたたら製鉄が持つこういった側面も発信していけたらと思っています。

応援のほどよろしくお願い致します。

 

 

 

田部家のたたら吹き〜2021年春季操業〜

5/29(土)~ 30(日)に一般参加型のたたら操業について


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砂鉄を原料にした、日本古来の製鉄法「たたら製鉄」により作り出された「和鐵」から様々な商品を開発・販売をしています。

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